お待たせしましたー。路線バスカラーリングマガジンもとうとう
第参拾号をむかえることとなりました。30回記念ということで、
いろいろ趣向を盛り込もうと考えてるうちに、すっかり更新が
遅くなってしまいました。正月に更新するはずだったものが、
いつのまにやらもう20日。新年早々どーもすみませんm(__)m。
今年は夏にはCD-ROMの第三弾も製作する予定ですし、HPの方も
容量の問題がなくなったので、近々「図鑑」を拡張する予定です。
あいかわらず、更新はぼちぼちのペースではありますが、
ことしもひとつお付き合いのほどをよろしくお願いします。
それでは30回記念の沖縄スペシャル(?)をどうぞ。
それから今回もクリックし見れる写真は600x400の大判にしてあります。
どうぞごゆっくりお楽しみください。
(注:写真をクリックすると大きな写真が見れるようになっています。)
いちおう今回がこの「バスカラーリングマガジン」の記念すべき
30回目ということなので、それにふさわしい内容にしようと企画して
いってきたのが沖縄撮影旅行でした。なんで沖縄かっていうと、
まあ前回北海道だったんでこんどは南かな?という単純な発想があったのですが、
まあ沖縄はもう10年前に修学旅行で連れて行かれた時に
隙を見て撮ってきた写真ばかりだったので、いい加減いろいろ
変わっているだろうということで、沖縄までまたもや1泊2日という
日程でいってまいりました。結果からいうと10年前とまったく変わって
いなくて、とほほ(:_;)という感じではありましたが、
沖縄のバスと沖縄の文化をいろいろ見てくることができて
楽しい旅行でした。この旅行にいったのが実は米国のテロ事件が
おきて1月後、ちょうど沖縄では観光客が激減して、島全体が
沈んだ雰囲気に包まれている時期でした。けれども、沖縄の
人たちはどんなときでも明るく「だいじょぶさぁ」とみんな
がんばっている雰囲気が伝わってきて、ちょっと応援したくなりました。
そんなわけで今回はちょっと力を入れて作ってみたんですが、
そのせいで遅くなってしまいました、ごめんなさい。
今回の特集を見て「沖縄もおもしろそうだな」と思ったら、
ぜひ沖縄を訪れてみてください。リゾートでのんびりするもよし、
バスに揺られてみるもよし。ぜひ沖縄の魅力を体験してきてください。
それでは、今後激動(?)が予想される沖縄のバスの今の姿を
ご覧ください。
(01.10.14/沖縄・那覇バスターミナル)
地味な東陽とはうって変わって、今回撮りごたえがあったのが琉球バスでした。 カラーが新旧合わせて4パターン。さらに広告車とかでも目を引く物があって、 なかなか楽しい感じでした。いかにも沖縄と感じさせてくれたのは、運転手さんの 制服がバスのカラーに合わせた派手なオレンジ色のアロハっぽいシャツだったこと。 これは最初驚きましたが、沖縄の風景には結構似合っているのかもと思いました。 社名といいオレンジ/ブルーのカラーリングといい、一番沖縄らしさを感じさせて くれるバスでした。
[元米軍輸送カラーらしい]![]() |
[旧塗装・まだまだ現役]![]() |
[新塗装?中古車専用塗装かも]![]() |
(01.10.14/沖縄・那覇BT) | (01.10.14/沖縄・那覇BT) | (01.10.14/沖縄・那覇BT) |
[長距離用カラーかな?]![]() |
[貸切色のたぶん転用車]![]() |
[高速車]![]() |
(01.10.14/沖縄・那覇BT) | (01.10.14/沖縄・県庁前) | (01.10.14/沖縄・那覇BT) |
![]() |
琉球バスの前後扉の中古車。(改造車?) よく見ると後ろ扉の部分にも 人が座ってる? (クリックして拡大写真をご覧下さい) |
[うちなー・コラム(その1)]
「沖縄のバスのはなし」
沖縄のバスといえば、すでに伝説となりつつありますが、沖縄のバスは「とまる」
ものではなく「とめる」ものだ、という話があります。バス停でバスを待っていても
バスは素通りしてしまうので、自分の乗るバスが来たらタクシーに乗るように手を
あげてバスを止めるというのです。実際沖縄出身の人に聞いたらたしかにそうだ、と
言っていたので事実のようです。なぜそうなったかというには諸説あるらしく、
同じバス停に各方面へのバスが頻繁に発着するため、乗客がないバスもいちいち止ま
ると渋滞するからという説がもっともらしいですが、ローカルなバス停でも同じように
通過していたらしいので、やはり幹線系統が多く本数が多い(ちょっと混むとすぐ
ダンゴ化)・道路が広く飛ばせる道が多い・沖縄の気質※等の複合的な要因による
ものではないでしょうか?
この話はわりと有名なようですが、4社統合※も噂される昨今では客離れ防止の
ために本土なみのサービスレベルにしないといけないのか、バス停では必ず停車する
ようになっているようで、今となっては過去の話になってしまいました。
なんといってもバスの車内の掲示に「バス停ではバスは必ず止まりますので、
お客様が手を上げて合図する必要はありません」と書いてあるので間違い
ありません(笑)。
沖縄バスもいまいち印象が薄いというイメージがあります。琉球バスと同じく ほぼ全島がエリアだし、窓までブルーなそのカラーも沖縄らしいといえば 沖縄らしいかも、と思うのですが、今回も乗車したにもかかわらず、 なぜか記憶にあまりないのはなぜなんでしょう?他でいろいろインパクトが ありすぎたからかな?路線車のカラーが1種類でメーカも三菱のみというのが やはりちょっと寂しいですかね(まあポリシーがあってよい、という話もあるが)。 しかし沖縄バスに限った話ではないですが、沖縄の高速バスは1路線しかないうえに 利用者が少なく本数が少なくてしかも4社共同運行ですから、なかなか各社の バスを捕まえるのが至難の業です。早いけど高い高速バスより、時間がかかっても 本数が多くて便利な一般道経由便のほうがいいという人が多い (いやそっちも決しておおくはなさそーだけど)というのは なんとも沖縄らしい話ではあります。
[路線車]![]() |
[高速車]![]() |
(01.10.14/沖縄・那覇BT) | (01.10.14/沖縄・那覇BT) |
[うちなー・コラム(その2)]
「モノレールとバス会社統合とテーゲー」
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建設中の沖縄モノレール 牧志駅。手前は国際通り |
(追記:11月末に年内に新会社発足、4月から運行開始というニュースも
流れましたが、年が明けてもその後の続報はありません。やっぱり・・・
てーげー?)
(追記2:今年に入り4月に新会社設立という予定で準備が進んでいたようですが
もう4月なのになんの音沙汰もなし…。モノレール開業が先か?)
最後は通称"銀バス"の那覇交通です。主に那覇市内の市内線を運行しているバス会社です。 "銀バス"の由来は旧塗装の銀のカラー。最近はカラフルなレインボーカラーの車が 主力ですが、まだ元祖"銀バス"も現役でした。那覇交通はちょっとかわったバスが いろいろ走っているのも特徴で、真ん中の写真はLVキュービックで方向幕部分まで 1枚ガラスになっているもの、また右の高速カラーの車は昔のセミデッカ?の 貸切車のフロントマスクだけ新しいタイプに付け替えたもの。ほかに割と新しい ハイデッカーの貸切転用車を市外線に投入したり、けっこう楽しませてくれます。 ただカラーリングが10年前とほぼ変わってなかった(新旧含めて)のがちょっと 期待はずれでしたかね。
[旧塗装]![]() |
[市外線]![]() |
[高速]![]() |
(01.10.14/沖縄・那覇BT) | (01.10.14/沖縄・那覇BT) | (01.10.14/沖縄・県庁前) |
[うちなー・コラム(その3)]
「沖縄の文化いろいろ」
文章とは関係ありませんが、いかにも "沖縄"な広告車2台(いずれも琉球バス)。 以外にも沖縄は広告車が少なかった。 |
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次回は、3月にふらっと行ってきた島根・山口方面のバスを
ご紹介する予定です。あんまり新しい写真撮れなかったんですが、
今まで穴になっていた石見などを中心に掲載します。